COLUMN2026.08.18

IPA「DX動向2026」AI活用は効率化止まり、価値創出は課題

「効果が効率化に集中」は失敗ではなく、通過点として正常だと思います。問題はその先が設計されていないことです。現場で見ていると、AIで月10時間浮かせた会社が、その10時間を何に使ったか答えられないケースが大半です。浮いた時間の使い道(顧客対応、値上げ交渉の準備、新サービスの検証)まで決めて初めて、効率化は投資になります。中小企業への示唆はむしろ明るくて、大企業がAIで効率化に留まっている今は、意思決定の速い中小が「浮いた時間で何をするか」で差をつけられる数年間だということです。効率化の先を語れる経営者はまだ少数派です。